フロリダディズニーのための開発によって発生した周辺のスラムをプロジェクトと言うらしい。この話は魔法だとは思わない。正直期待しすぎていたし、前情報なしに見たのでストーリーも想像の正反対だった。子供に危険がない分にはどんな家庭があっても良いと思う。日本的な母親とは全く違うけど、ヘイリーはムーニーの素敵な母であり友達だった。二人の間にはたくさんの愛情があったと思う。解説を読んでなんとなく思ったこと。ムーニーはヘイリーに家庭環境のことで何か言うことはなかった。それは他の二人の子供もそうだった。でも、最後のシーンはムーニーの夢だったと思う。子は親を選べないし、行政に預けられても幸せにはならない。里親に出されても。ムーニーはたしかにヘイリーと幸せだったけど、やっぱりどこかでディズニーに行きたいかったり、もっとたくさんおもちゃが欲しかったり、広くてかわいいお家に住みたかったりっていう望みがあったんだと思う。それがラスト、個人主義的なアメリカの、現代の家族に突きつけた問題だと思う。役者は全員素晴らしかった。デフォーイケすぎ。ヘイリーが素人だなんて。。。。
