ゆうそら

奇跡の絆のゆうそらのレビュー・感想・評価

奇跡の絆(2017年製作の映画)
4.1
その町の為になにかしてあげたい純粋なデビーの心情が種になって夫やホームレスや周囲の人々の心を動かし、夫のお父さんとの関係まで解放してゆく。
素敵な奥さんだった。

夫の浮気をきっかけに夫婦間の危機が明るみになる。妻が夢を通して長年の夫婦愛の修復を悟る。浮気相手を許し夫を許し、夫の罪ばかりを責めることなく2人で建て直していこうとする姿が尊かった。

ホームレス支援の慈善事業のデビーの姿がとても温かくかたくなな人々の心が溶けてゆくのが手に取るように感じたた。
美容室のシーンが心に残る。

夢に出てきた黒人男性デンバーとの触れ合いからたくさんのことを経験し、学んでいく夫。

デビーが誰にも言えない辛さを堪えてデンバーの隣に無言でソファーに座ってる場面が何とも切なく涙を禁じえなかった。

ostも控えめで派手な映画ではないですが、貧富の差、人種差別など全てを越えて全人類神の元に帰るまでいかに生きるかを問うてくれた実話を元にしたストーリー。

最後のエンドロールの場面も最後まで胸を打ちました。
ゆうそら

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