ダンディー

奇跡の絆のダンディーのレビュー・感想・評価

奇跡の絆(2017年製作の映画)
4.5
これが実話とは...
そしてこんなに素晴らしい映画を
日本では公開しなかったらしいことに、
少し憤りすら感じる。

最初、ロンの浮気がバレて
夫婦間が危うくなるところから始まったから、
一体何の映画だよって思ってたら、
何この素晴らしい映画!

ただただデビーの愛情の深さに感服。
人間、言葉ではいくらでも正義を語れるし、
正しいことを言葉にすることは簡単だけど、
それを実行に移すのって本当に難しい。
実行に移しても、
それが一度きりで
終わってしまったりするのも普通なのに、
デビーは誰も近づきすらしないデンバーに
少しずつ近づき、
最後まで寄り添った。
デンバーの心の変化が
本当にリアルに表現されていて、
演技にも演出にも感動した。
そして、そんな二人に突き動かされるロンもまた、
素敵な男性だと思う。

これは本当に絶対観るべき映画。
個人的にレネー・ゼルウィガーは
とても好きな女優さん。
今回もレネーの名前があったから観たんですが、
最初まったく気付かなかった。
似てるけど顔違う?
そう、それが彼女の素晴らしさなんです。
演技はもちろんのことながら、
その容姿まで完全に役になりきれる素晴らしい女優。
ただただ可愛い女の子の役から、
愛情溢れる女性、
小悪魔的な魅力で惹き付ける
歌やダンスを見せてくれたり、
とにかく本当に変貌自在!

いやいや、Netflixのおかげで、
またまた素晴らしい作品に出会えました。感謝。
ちなみにですが、
ロンのお父さん役のジョン・ヴォイトは、
かつて私がハリウッド女優では一番好きだった
アンジェリーナ・ジョリーの実のお父さん。
ミッションシリーズの1作目で観た印象が
私の中では強いんですが、
なんか全然変わってなくてビックリ。
吉永小百合並みに
化け物じゃないかと思いました(笑)。
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