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エクスプロラーズのmuscleのレビュー・感想・評価

エクスプロラーズ(1985年製作の映画)
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正直面白くないのはジョーダンテのあの軽妙なクロスカッティングが全然ないし、せっつかれるタイムサスペンスもないからに尽きるんだけど、屋根の上で寝転ぶ少年だったり、球体で街を壊したり、夜の街を飛び回ったり…なんていうかガキの夢を100個叶えてるような映画で素晴らしい。
破壊する球体が移動手段だったっていうのは岩明均『七夕の国』の元ネタ?
ジョーダンテが本当にやりたがったのは宇宙船の内部に入ってからで、ニュース映画やら地球が静止する日やらのフッテージ祭りだろうと思う。『グレムリン2』とか『スモールソルジャーズ』のカオス感がある。
お土産にあげたハーモニカをバリボリ噛み砕かれてガキがあっあっ………ってなるところ100点。気まずさとユーモアと底意地の悪さがあって、それがあのラストに着地する。
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