このレビューはネタバレを含みます
天竺への旅を続ける三蔵法師の一行が、途中で立ち寄った比丘国で妖怪たちの逆襲にあう様を描いた、チャウ・シンチーによる「西遊記 はじまりのはじまり」の続編である本作。
冒頭から独特な世界観で、ややグダグダなコメディを見せられたので今後の展開に期待はあまり出来ませんでしたが、印象としては可もなく不可もなくと言ったところですかね。チャウ・シンチーは前作同様に作品に携わってはいるが、本作ではツイ・ハークが監督という事もあり、前作とは雰囲気が異なり違和感が。それにはキャストの変更も大きく関係していますが。内容も映像はスケールアップはしているが、どちらかと言えば物語に深みはなくて面白くない。ただふざけているだけです。気軽に観る分には楽しめますが、前作のイメージを払拭しないと残念に感じてしまいます。ラストの戦闘シーンは迫力があって好きなんですがね。