2016年 アメリカ
監督 フレデリック ワイズマン
WOWOW
世界屈指の蔵書量を誇るマンハッタンのど真ん中にある図書館のドキュメンタリーです
そのアイテムは通常の書物だけでなく映像・写真・印刷物・点字書物・データなど多岐に亘ります
書籍の配送システムも近代的です
専門化された分館毎の取組も面白い
啓蒙・求人・点字教室・音楽演奏会・作品展示会・手話教室・ダンス教室・子供教室などイベントも多種多様で他に予算の獲得・電子化への予算配分の検討などもあり職員の方は休む間もありません
集まるのは人種・宗教を超えたさまざまな人たちです
正に智の殿堂と呼んで良いのではないでしょうか？
フランシーヌという図書館を多く手掛ける設計事務所の代表がスピーチした話が印象的でした
北欧には蔵書数が多く南欧は少ない傾向があるけどどちらが良いということではありません
図書館は本の置き場ではない
未来には必要がないという声もあるけど
図書館は保管庫ではなく人です
知識を得たいと思う人が主役です
（言葉そのままではありません）
知識を得たいと思う人と人をつなげる正に現代の図書館が持つべき役割と思います
時間によって色々な表情を見せる本館の佇まいも見所です
結構長いけれど本が好きな方や図書館を利用したことがある方にはお勧めです
