あすなろ文化祭

戦争と平和のあすなろ文化祭のレビュー・感想・評価

戦争と平和(1965年製作の映画)
-
一応制作費130億円と言われているが、動員された万単位のソ連陸軍兵士の費用は含まれておらず、実費は闇の中という文字通りの超大作の決定版。同監督には後年『ワーテルロー』がありこれも戦闘場面のもの凄さで映画史上に記憶され得るが、本作はモスクワの大オープンセット、大舞踏会の屋内セットを初め、これでもかというくらいのルーブル紙幣を注ぎ込んだ豪華な絵作りが印象的だ。ボロジノ会戦も大迫力だが、モスクワ炎上も実に忘れがたい。しかしある意味リュドミラ・サベリーエワの生々しい成長こそが、一遍のスペクタクルだったのかもしれない。その他オオカミ狩り、大規模な焚き火など名場面を数えれば切りが無い。
あすなろ文化祭

あすなろ文化祭