トルストイ原書に触れるべきだろうが社会人生活を送るだけで疲弊している不努力な中年には厳しく8時間と言えど1日で済むのであればと鑑賞した。当時ソ連の国家事業だけありどえらく金がかかっており演出はやや好…
>>続きを読む原作未読。
2日に分けて鑑賞したのは正解だった。
第一部
ピエールが語り手でアンドレイが主人公。貴族の虚飾に満ちた生活に辟易する厭世的なアンドレイが戦場で生死さ迷う経験、妻の出産と死別を通して…
i. 貴族と兵隊さんと平原がいっぱい出てきて、みんなでカッコつけてたのでおもしろかった。あとは、もっと建物がみてみたいと思いました。 0918
ii. 貴族と犬と雪がいっぱい出てきて、みんなで付き…
ボンダルチュークは、黒澤明と会ったときに「戦争と平和」が酷評されて一緒にいたタルコフスキーが気の毒がった話が思い起こされる。黒澤明は、壁にぶつかったら「戦争と平和」を読み直すと言う信仰に近いファンで…
>>続きを読む映画、文学、音楽、絵画。
いわゆる芸術と呼ばれる物には、いろいろな側面があると思うが、その一つに、意味を定義付けせずに、曖昧な形のままにしておけるという側面があると思う。
そして、意味が決定されて…
【第1部】国家的規模で作った全4部の超大作。美しい自然描写や人海戦術で撮られた迫力ある戦場シーンなど映像美にくぎ付けにされる。撮影もよかったし、何より雄大な俯瞰のカメラワークにはほれぼれする。でも、…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
旧ソ連版は四部構成の7時間。
意識しなくても、ハリウッド版と比較してしまう。長丁場だったけど、休憩もあって、あんまし疲れず観る事ができました。おもしろかった。
あんまり長かったので、なにから書いたら…
これまで観たどんな文学映画よりも、最も文学として映画に落とし込んでいる映画だと思い、そのスケール感は映画史でも、最大のものだろう。
まだCG技術がない時代に50万人のエキストラを使用した、戦闘シー…
サタンタンゴ以来の体験と疲労感。大分端折られてはいたけれども、艶々しい奈落。
頽落した今となっては二度とこんな映画作れないだろう。
もし窓の外にあったものが反動であったとして、その反動はどう振る舞う…
フィルムの退色が進んでいて、終始画面全体が赤色に覆われていたのはちょっと残念。フィルムの状態は知らせといて欲しいなあ。
全体的にかなりテンポが悪い。序盤、シーン始めの状況説明として屋敷の全景を映す際…