サボテン

盗聴者のサボテンのネタバレレビュー・内容・結末

盗聴者(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

アル中で嫁も仕事も無くした中年のおじさんが、ひょんな事から政治選挙の闇に立ち向かう物語。最初から最後まで映像も綺麗だし、台詞もキャストも美術も何もかもシンプルでオシャレ!!!これがまさにフランス映画なのね!全体的に落ち着いたトーンで、主人公の性格に寄せた雰囲気があるような気がした。にも関わらず、緊張感を感じさせる静かな演出がなんとも言えない。色々と勉強になったし、今年一番好きな映画かもしれない。何せ最後のシーンのおじさんカッコよすぎ!続編はいらないけど、おじさんに寄せた感じのスパイ映画観たいかも。
でも女の人の必要性を感じられなかった。お互い特別な関係でいたかったのか、大切な友人同士でありたかったのか、なんだったのかもう少し明確にすべきだったと思った。せっかく綺麗な女優さんをキャストに呼んだに、ストーリー上結局なんだったの?いるあの人?って思わせてしまうような登場人物で本当に残念だったと思う。
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