主人公はアフガニスタンで米国人記者の仲介人(fixer)をやっていたのだが、政治亡命してカリフォルニアにやってくる。異国の地での新生活は思い描いていたものとは違ったが、自分の居場所を見つけようとする中、一人の地元青年と絆を結ぶことで一挙に「物事の源泉」に近づいていく。謎解き、クライム・サスペンスの様を呈しているが、実際は二つの世界の間で戸惑い葛藤する青年を描いたヒューマンドラマ。監督はアフガンの介入者のドキュメンタリーをすでに撮っており、本作はもし同じような仲介者が米国に来たらという設定で撮られたよう。