鍋レモン

ファミリー・マン ある父の決断/ヘッドハンター・コーリングの鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.7
⚪概要とあらすじ
「エンド・オブ・ホワイトハウス」のジェラルド・バトラーが主演を務め、家庭を顧みず仕事に熱中してきた父親が、息子の病気をきっかけに自身の生き方を見つめ直す姿を描いた人間ドラマ。

エンジニアのための職業斡旋会社に勤務している仕事熱心で野心家のデイン・ジェンセン(ジェラルド・バトラー)は、役職を得るためライバルであるリン・フォーゲル(アリソン・ブリー)との競争に燃えていた。しかし、10歳になる息子ライアンが白血病になり、仕事をとるか家族をとるかの選択を迫られる...。

⚪セリフ
「治療に交渉は無益です」

⚪感想
中盤からはもうずーっと泣いて、今水分不足で喉カラカラの頭ぐらんぐらんの目が充血中。

物語に出てきた登場人物が上手い具合に繋がっていると言うか、一人一人が上手く輝いていた。

ジェラルド・バトラー演じる主人公のデインが仕事にかける思いが細かく描かれているし、そこに妻と病気の息子ライアンの家庭のことが上手く交わっていて内容としてもすごく良かった。
奥さんとの言い合いがめちゃくちゃ辛い。奥さんも奥さんで頑張ってるし、主人公は主人公で頑張ってるし...。息子を思う気持ちどっちも一緒。

主人公の息子ライアンの純粋無垢なセリフや表情、振る舞いにボロボロ泣いた。
妹ちゃんもすごく可愛かった。

普通に元気そうな人でも病院のベットにいたりすると凄くてもろそうな感じがするのなんでだろう。

病院の先生の「自分の行いはいずれ返ってくること」というセリフがこの物語の全てを表していた。他にも優しいセリフと眼差しで1番好きな役立った。

上司役はウィレム・デフォーだったけど本当この人はいい演技をする。嫌な奴だけど好き。

誰一人として嫌いな登場人物が居なくて優しくて泣けて温かさのある映画だった。伏線もあったりと深い。
展開は読めるかもしれないけれど観る価値があった。



⚪以下ネタバレ



前半で伏線を置いといての「愛してる」「愛さないわけがない」って言うやりとり最高に素敵。
電話が来たら心停止っていうミスリードも上手い。
ウィレム・デフォー演じる上司も最後は良い奴だし、コブラ酒飲んでるし。

先生が言った「自分の行いはいずれ返ってくること」という伏線も最高に活躍して、主人公がルーを採用させたことでラストに繋がる展開は泣く。
そして大事な会議は奥さんとの昼食。
最後の最後でデインは何を優先すべきかに気づいているところがもうっ!!

最高。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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