yuki

マーウェンのyukiのレビュー・感想・評価

マーウェン(2018年製作の映画)
3.8
公開時劇場で。

興行的にも批評的にも散々な結果となってしまった本作、言われるほど悪くないどころか結構好きだった。スティーヴ・カレルとレスリー・マンでコメディにならないなんて驚き。

フィギュアの世界に自身や身近な人を投影させることでセラピー代わり、彼にとってはそれが最善だったということ。
実話を基にしたということで、マークの周りの女性陣がみないい人すぎてどこまで本当なんだろうと思いながら観てた。ニコルからしたらちょっと怖くないかなとか思ったり。でもここにはとても優しい世界があった。

“マーウェン”の世界観はロバート・ゼメキスならでは。ここの素晴らしさがあるから現実世界が活きる。その現実世界との切り替えもよくマークが抱える傷の深さが伺える。

ダイアン・クルーガーだけ実世界の人物じゃないっぽくてフィギュアの世界だけなの残念。
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