るい

宮本武蔵のるいのレビュー・感想・評価

宮本武蔵(1954年製作の映画)
3.4
以前、萬屋錦之介版「宮本武蔵」を見て他のも見とこうと思って三船敏郎版を見始めたんですが、プロットが9割り同じやーんって思ったら原作者が同じだった。吉川英治さんの宮本武蔵。(そういえば太平記の原作も吉川英治の「私本太平記」だったな。有名な時代小説家なのね!)

まぁそんなこんなで同じ映画2回見たなって感じですが、監督が違えば面白さもかわります。私は圧倒的に内田吐夢監督の萬屋錦之介版「宮本武蔵」が好きだった。

萬屋さんのとっても泥臭くて人間味あふれるたけぞうが好き。三船さんはしっかりしすぎでちょっとかっこよすぎた。あと三國連太郎の又八もかっこよすぎ、お通さんも可愛すぎ。顔がいい人ばっか集めて作ったなって感じで、画面にメリハリが少ない。せっかく三船さん主演なのにちょっと活かしきれてない感じがしたな。

そういえば、こちらの作品で武蔵の親友である又八は三國連太郎で、萬屋錦之介版では、沢庵和尚を三國連太郎が演じてる。両方に出てたわ!👀
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