ゆめたろう

ミスミソウのゆめたろうのレビュー・感想・評価

ミスミソウ(2017年製作の映画)
4.0
冬化粧に映える真っ赤なコートで復讐に邁進する山田杏奈は中学生版女囚さそりのような雰囲気。

刺す・叩く・殴る・燃やす・粉砕するなどの殺しのバリエーションの豊富さに加え、クリティカルな場面でカメラをよけないところに景気の良さが光る。目玉や脳天を突かれると「見て見て!めっちゃ痛い!」とアピールしてくるサービス精神がこれまた楽しい。

ボウガンにカメラを取り付ける「ボウガン
主観」のカットも当初?だったが、ここぞの場面でフリが効いてきて笑った。ピンチの時に毎回手元に武器が転がっているのはご愛嬌ながらも、どこかピタっとパズルがハマるような心地よささえ感じる。