"アカデミー大本命!"とこれだけ騒がれているのでどんなもんかと思って見に行きましたが、いやはや、とんでもない映画でした…
脚本賞、主演女優賞、助演男優賞の3冠は決まりでしょうか…
3枚の看板は3人の主人公を暗示し、矢継ぎ早に、全く想像の付かないような方向へと展開し続けるストーリー。
全ての登場人物が無駄なく配置され、映画の前半と後半では180°印象が変わってしまう印象操作に振り回される一方でした…
こいつクソじゃん!
と思ったらすげぇ良いやつだし、
こいつは数少ないまともな奴だなぁと思ったら、マジでクズみたいなことし始めるし、
おれの先入観、映画にまんまとコントロールされてるわーーーってなりました。
美しい大自然と静謐なタッチの映像に騙され続ける、潜在的ジェットコースター映画でした。まさか、こんな結末を迎えるとは…
と、ラストシーンに最大級のほっこり。
復讐劇なの?
サスペンスなの?
バイオレンスなの?
コメディなの?
家族愛なの?
え?ロマンス映画だったの???
まさに、映画の全部乗せ!
実は5日前に劇場で観て来たのだけど、それ以来、他の映画を見たくないってくらいこの作品が好きになってしまって、
昼間はみんなのレビューを眺めて、
夜にはサントラを聴いて、
で、またレビューを漁って、
あーなんて楽しい1週間だったことだろう。
次に見たい映画はいっぱいあるのに、そっちに手がつかないほどハマっている自分がいる
これは、もう一回見に行かなくては!
怪物的に面白い展開にただただ見入ってしまい、116分はあっという間。
2018年のベスト映画の筆頭候補といって間違いありませんね。
さぁ、アカデミー発表も楽しみです!