TAKA

スリー・ビルボードのTAKAのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.4
2018-071-063-008
2018.4.12 TCシャンテ Scr.3

・瞳の色。
・Three Billboards.
・答えはやはり
・納得してない。だけど・・・
追記。
・署長
・スコア

4月1本目。
且つ東京復帰後1本目(^_^)
てか、異動の内示を受けてから初めての映画鑑賞でした。

観なきゃって思いながらも関西での上映が終わってしまってた本作。
塚口サンサンの上映予定に入ってたので一安心してたらまさかの異動。f(^_^;
そんな時・・・
あれ?まだやってる?♪
え?今日が最後?!!(゜ロ゜ノ)ノ
行かなきゃっ♪(* ̄∇ ̄)ノ♪
ってんで鑑賞(^_^)

想像していた以上のストロング・ピクチャーでした。
ただ描く視点は想像とはかなり違っていた。

脚本とキャストの熱演が生命線の作品ですね。
そしてそれらは見事に功を奏していた(^_^)

何はともあれまずフランシス・マクドーマン!
オスカーも納得の名演!
演じるのは、単に怒ってる人かと思ってたんだ。
だけど違った。
瞳には寧ろ逡巡、自らを鼓舞しているかのような色が強かった気がした。
それらと怒りがない交ぜになった何とも言えない瞳の色。
・・・?
違和感を感じながら見続けていた。

後に分かった。
彼女は自分自身をも責めていたのだ。
自責の念。
許せない。
自分も。

やがて自らの内面に向けた怒りは彼女の中に収まり切れず、外部に噴出して・・・

Three Billboards・・・

そんないくつもの相克する拗れた感情を抱える内面を、瞳で表現してた。
凄い。(゚д゚)
陳腐かもしれないけれど、それ以外に言葉がない。

ウディ・ハレルソンもサム・ロックウェルも好演だったのだけれど、俺の心はフランシス・マクドーマンに釘付けでした。

想像していたのと大分違って、Three Billboardsはかなり象徴的な使い方をされていたな。

3。
主要キャストも3人。

月並みだけど、
過去、現在、未来。
哀しみ、怒り、そして
癒し、或いは赦し・・・

キャストの気持ちや立場や行動も目まぐるしくその立ち位置を変える。
引き込まれ、目を離せない。
脚本の勝利!( ̄▽ ̄)b!
そして脚本に魂を与えるキャストの熱演!
(* ̄∇ ̄)ノ

ストロング・ピクチャーでした!(^_^)

やっぱり・・・
否定したい処に答えはあるものなのかな。
物語は終盤に意外な展開を見せます。

人間って、
哀しくて
愚かで。
でも・・・やっぱ愛おしい・・・かな。

正直に言うと、ラストに納得はしてないのです。

だけど心のどこかで
良かったなって、
そう思ってる自分がいます。

追記。
・署長が末期ガンには見えなかった件
ヾ(≧∀≦*)ノ〃(爆)
ウディ・ハレルソン出てると、どうしてもグランド・イリュージョンを思い出しちゃいます(^_^)(苦笑)
・署長が取った選択肢は・・・全く賛同できません。分かりたいとも思いません。
あれは非道すぎるエゴです。

・スコアは、
ラスト納得出来ないのと、
署長減点で
こんな感じで(^_^)

・シャンテは好きな映画館です。
正確に言えば、好きそうな映画をやってくれる映画館です。
東京復帰第一回がシャンテだなんて、悪くないってか良かったかな(^_^)
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