そらになるらむ

スリー・ビルボードのそらになるらむのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
2.0
「この広告が刺激になればと」

期待して観たのだけと、ひどく嫌悪感の残る映画でした。
むやみやたらと刺激を埋め込んで作っているけど、中身は空っぽ。憎しみの激突を描いただけ。

3枚の看板も、結局「怒りが怒りを来たした」ほかに、いったい何の役に立ったと言うのだろう。

あわせて、随所ですごく差別的な意図を感じました。私だけ?
・犯人探し、あまりにもご都合主義的だし、なぜイラク帰還兵を暗示する?
・ウィロビーの後任の署長はなぜ黒人なの?なぜ人種が反目しあう姿を描くの?主題と関係ある?
・ミルドレットの理解者として小人を登場させる意味、何?

タネ明かしはあるのかも知れないけど、そんな現代アメリカ批評は興味ない。映画には人類普遍の真理を描いて欲しいです(私の希望)。

オレンジジュースの場面だけ、好き。

「期待させて悪かった」