憎しみ怒りの連鎖ですごく暗いし悲しい話。事件も解決されない。赤の色使いが怒りや血の感じをより感じさせた。でもダークな笑いを入れたり、様々なメタファーにより色んな問題を考えさせられる映画だった。
また大きさ関係なく皆が罪を犯している。この映画の中でもたくさん話題が散りばめられてた。(暴力、レイプ、殺人、差別、神父の児童虐待、名誉毀損、大麻、小さいのだと缶を車に投げる笑、など)
それを赦すことが難しいという人間らしさを客観的に感じられる映画だった。
広告会社のレッドの病院シーン。元夫の卓上ぬワインを置くシーン。最後の車内。に希望を感じた。
すごく気になったのが、ほぼ全員が汚い言動ばかりなところ。警察、被害者、その家族、周りの人。それは善悪をはっきりさせないという計らいなのは秀逸。確かに誰にも共感も同情も出来なかった。
節々で宗教が関わっているようで見終わったあとに考察を見て、二度面白い映画です。緻密に計算された脚本、、、。
もう一回今から見ます。
