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スリー・ビルボードのXXXXXのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
5.0
オスカー開催記念!と言うことで今作レビューします!🏆

アカデミー主演女優賞、助演男優賞を獲得した、マーティン・マグトナー監督の力作!!
フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル主演🎬

娘をレイプされ、殺害された中年女性のミルドレッド。地元警察への批判メッセージを書いた3枚の広告を道路に並べる。煮え切らない警察に怒りをぶつけるミルドレッド。しかし、事態は予想外の方向へ向かい始める...🔥

フランシス・マクドーマンドの大熱演が光る今作。惜しくもアカデミー作品賞は逃したものの、近年製作されたハリウッド作品では特によく出来た秀作。

全編に漂うブラックユーモアと殺伐とした雰囲気が、今の世相にすごいマッチしてました。特にマクドーマンド母ちゃんが、警察署に火炎瓶を投げつけて火事になる辺りはかなりゾクゾクしました。
オレンジジュースの場面も良かった🧃
コロナ禍の後見てみると、また見方が変わって面白い。

サム・ロックウェルの、生粋のクズだけど何処かとぼけた警察官や、ウディ・ハレルソンの署長役も非常に味わい深かった。
個人的な見解だけど、3枚の広告はSNSの投稿の炎上を連想させ、怒りは怒りを来すと言うセリフにもあるとおり、現代社会の憎悪という、感情の負の連鎖を見事に演出してる(のではないかと思う😅

復讐は復讐を生むと言う普遍的なテーマをうまく昇華させているものの、フランシス・マクドーマンドの暴走っぷりも、結局人間性を失わずに理性を取り戻し、何処か爽やかなラストに繋げている辺りも、本当に大切なのは人間性と言うメッセージに繋げてると思います😵

差別主義者のサム・ロックウェルも、署長のある行動により、人間的に大きく成長していく過程も良かった。敵対していたマクドーマンドお母ちゃんとロックウェルの和解の過程も良い😢

今まであまり見たことが無いタイプの映画で、近年の殺伐とした現代社会を本当にうまく描いた作品だと思います。
個人的にはかなりどハマりした作品で、劇場鑑賞後も繰り返しBlu-rayで鑑賞しています。
2018年オスカーを総ナメした、『シェイプオブウォーター』は、あまり好きではない作品なので、本当に今作に作品賞を取ってもらいたかった...😭

さて、オスカー!『オッペンハイマー』が主要部門独占!と言う結果でしたね。『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』も受賞と言うことで良かったと思います✨
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