kazu1961

16歳、戦火の恋のkazu1961のレビュー・感想・評価

16歳、戦火の恋(2018年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-158
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ナチ政権下、ユダヤ人の虐殺、虐待が今まで映画化されてきていますが、そうなんですね、黒人の人たちがどういう扱いを受けていたのかはあまり知る由がなかったですもんね。。。やっぱり、あまりにも痛く切ない事ばかり、でも極力残酷な映像は避けて優しく描いた作品だからこそ、その悲惨さが伝わってきます。

🖋本作の監督は、ガーナ系イギリス人のアサンテ監督。欧州でのアフリカ移民の存在や扱いが見逃されてきていることから実話をもとに本作を映画化しました。黒人もまたナチスの支配下で苦しんだことを伝えたかったんですね。

🖋エンドクレジットの前に次の表記が。
「第三帝国には約2万5千人の黒人がドイツ人として暮らしていた。強制収容所を生き延びた者は1945年に解放された。"黒人のドイツ人を一掃する"というヒトラーの野望は叶わなかった」。。。

🖋そして主演の2人がとても素敵です。ルッツのジョージ・マッケイは兵士としてもレイナを愛する存在としても純粋な男性
を好演しています。レイナ役のアマンドラ・ステンバーグはとても美しく、戦火で生き延びる強い女性を見事に演じています。

😢Story:(参考: Wikipedia)
1944年のドイツ。黒人の血を引く16歳の少女、レイナは周囲から差別的な扱いを受けていた。そんなある日、レイナはヒトラーユーゲントに所属する青年、ルッツと恋に落ち、彼の子を身ごもるに至った。ところが、2人の幸せは長く続かなかった。レイナが強制収容所に送られたのである。収容所にいる間、レイナは当局から中絶を強要されるのを恐れ、自分が妊娠していることを必死で隠していた。ルッツはその収容所の警備兵として配属されたが、どうすることもできなかった。連合軍による空爆が激化する中、ついに悲劇が起こってしまう。

🔸Database🔸
・邦題 :『16歳、戦火の恋』
・原題 :『Where Hands Touch』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 2018
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 121分
・受賞 : ※※※
・監督 : アマ・アサンテ
・脚本 : アマ・アサンテ
・原作 : ※※※
・撮影 : レミ・アデファラシン
・音楽 : Anne Chmelewsky
・出演 : アマンドラ・ステンバーグ、ジョージ・マッケイ、アビー・コーニッシュ、クリストファー・エクルストン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
黒人の血を引く少女とナチスの青年兵士の悲恋を描いた戦争ドラマ。1944年、ドイツ。アフリカ系の父とドイツ人の母の間に生まれた16歳の少女レイナは、その見た目から差別的な扱いを受けていた。そんなある日、彼女はナチスの青少年団に所属する青年ルッツと出会い、恋に落ちる。やがてレイナはルッツの子を妊娠するが……。レイナを「ヘイト・ユー・ギブ」のアマンドラ・ステンバーグ、ルッツを「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイが演じた。共演に「スリー・ビルボード」のアビー・コーニッシュ、「マイティ・ソー ダーク・ワールド」のクリストファー・エクルストン。
kazu1961

kazu1961