yamatake

ダンボのyamatakeのレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
3.5
2019/劇場鑑賞89本目

メディチサーカス団の団員と、そこにやってきたゾウの子供ダンボをめぐる群像劇的な映画。

本作で主に取り上げられるキャラクターは、母親象を追うダンボ、片腕&妻&愛馬亡くし帰還兵シングルパパのジョー、母親喪失で悲しむジョーの娘息子です。
んでダンボの母親奪還を通してジョー一家が悲しみを乗り越える的な物語になってます。

私はアニメ未見なのですが、かなり原作と異なった内容らしいです。なんでも原作は動物だけの物語ということで、それを人間&動物のドラマにしようというティム・バートンさんの試みはナイスです。
ただ、ちょっと人間ドラマの部分が薄すぎる…
いっそ父も死んだ設定で、両親を亡くした娘息子とダンボの母親捜索冒険物語にすりゃよかったのにと感じました。

演出面はティム・バートン色が薄いという意見が多いですが、個人的にビンビンバートンじゃねぇかと感じました。bgmとかバートン臭しかしないし、白塗りファレルとか上下に舐めるように動く撮影とかバートン感ありません?ただやっつけ感は感じました。物語の世界観とバートン演出が噛み合ってなかったのかな

ダンボ造形は賛否両論ですが個人的にめっさ可愛いかったです。

片親亡くし子供活躍映画としてバンブルビーと関連性が強いのでセットで観るのがおススメです。
バンブルビーはめちゃくちゃおもろい…
yamatake

yamatake