ラブラドール

レッド・エージェント 愛の亡命/愛の亡命のラブラドールのレビュー・感想・評価

3.7
冷戦中のソ連を舞台にしたラブストーリー。
日本では公開されなかったようで、アマプラで配信されなければ観る機会のなかった作品です。
主演は「ミッション・インポシブル」シリーズのローグネイションやフォールアウトでイギリス諜報員のイルサ役を務めているレベッカ・ファーガソン。
一人二役で過去の諜報員役と現在の諜報員の姪役をこなしています。

ラブストーリーとしても良かったですが、何といっても黒髪の諜報員のレベッカ・ファーガソンが本当に綺麗でした。ミッション・インポッシブルのイルサもそうですが、物悲しげな諜報員の役どころが様になる女優さんですね。一方で、金髪の現在の役は可もなく不可もなくといったところでしょうか。
・・・と言うより、この二人を一人二役でこなす必要があったのかどうかがよく分かりませんでした。別のキャストを立てても十分だったように思います。もしかしたら、レベッカ・ファーガソンのファンに向けたレベッカを鑑賞するための作品なのかも?なんて思ったりもしました(笑)

ソ連(ロシア)が舞台ということで雪が降っているシーンが多いのですが、雪のシーンの映像がとても綺麗でした。雪の舞い落ちるスピードがなんとも言えないくらい美しく。原題が「Despite the Falling Snow」ですので雪にはこだわったのかも知れません。

「レッド・エージェント」という安直すぎる邦題やジャケットデザインが作品を安っぽくしてしまっているところは残念ですが、内容はとても良い作品だと思います。