1961年米ソ冷戦時にレベッカ・ファーガソン演じるカティアの旦那アレクサンドルは、ソビエトの政府高官。アメリカ亡命に成功したアレクサンドルと行方知れずのカティアのラブ・ストーリー。
原題の『Despite the Falling Snow』の通り、雪の降るシーンに恋愛、駆け引き、諜報など、個人の感情が大きな国家間の動きに翻弄される様が9上手く描かれた。
ヒロインのレベッカ・ファーガソンもさることながら、老いたアレクサンドル役のチャールズ・ダンスの悲しみを秘めた男前の演技に痺れました。
邦題ベタすぎ、『レッドエージェント』はいらない。『愛の亡命』だけで十分。