悲しい歴史を持つ美しい島ガーンジー島。本を通じた温かい交流と悲惨な戦争の傷痕。良い映画でした。
読書会のシーンが大好きで、本を読むことで心が豊かになるということが真摯に表現されていて胸が熱くなった。本の感想をあんな風に話し合うって素敵。読書会メンバーのキャスティングもぴったりはまってた。
ラブストーリーにしないで文通や読書会そのものに焦点を絞ったら「チャーリングクロス街48番地」みたいな名作にもなり得る題材かなとは思うものの、ロマンチックなところもなかなか魅力的でした。セーターに穴があいてる男性にときめいてしまう私…。プロポーズシーンの対比や指輪と勲章のエピソードも印象的。そして、エンドロールの演出が素晴らしかったです。
ところで、ドーシー役の方をどこかで見たと思ったらゲースロのダーリオ・ナハーリス！全然違う役だけどやっぱりそこはかとなく色気が漂う俳優さんですね。
