ガーコ

ガーンジー島の読書会の秘密のガーコのレビュー・感想・評価

4.0
映画好きな私は、本も好き(^^)

なので、この作品は外せないと思っていました(笑)

しかも、主役があの『シンデレラ』の主役だったリリージェームズなのですから!

絶対観たいと思っていた作品!

ちょっと読書というよりか、作家の謎解き物語みたいでしたが…。

その謎が、深まれば深まるほど、とても面白くなっていくから楽しい!

読書会の秘密と、失踪した1人の女性の秘密。

いろんな秘密を抱えているこの島で、1人の作家が、その謎を解き明かそうと奮闘します。

後半は、ミステリー要素満載ですが、ちょいちょい開催される読書会に胸踊りました(笑)

沖縄のような小さな島で、本を愛する人たちが、楽しそうに読書会をする姿にわくわくしちゃいました!

一人一人、自分の大好きな本を片手に、満足げに朗読する姿がとても楽しそう。

こんな読書会があったら、是非参加したいと思ってしまいました。

ただ、これが第二次大戦中じゃなかったら、どんなに幸せなことか…。

戦争という悲劇が、人々の心を苦しめ、読書を愛する人たちの気持ちまで暗くさせる…。

いつ殺されるかもわからない、ハラハラする日常の中で、読書会はみんなの心に希望の光を当ててくれる、唯一無二の存在だったことでしょう。

そんな楽しい読書会ですが、彼女が追いかけていた失踪事件の謎が、とうとう解き明かされる日がやっきてきます!

開けてはいけないパンドラの箱を開けるかのように、除いてはいけない秘密を暴いてしまう作家のエリザベス。

謎を解き明かすことで、彼女の心にどんな変化が芽生えるのか?

最後まで謎の深まる展開の連続でした(^^)



今回はトークイベントもありました。
そこで話していた事ですが…、

原作は、書簡仕立てになっているようで、手紙のやり取りを読んでいるみたいらしいです。

なので、手紙を通じて、徐々に登場人物のこととか、秘密とかが暴かれていくようで、映画と少しテイストが違っていました。

やっぱり映像にするには、手紙のやり取りだけだと退屈するでしょうか?

やはり、主人公が島に来訪した方が、物語により一層深みが増して面白かったように感じました。

本好きが年々減ってきている昨今ですが、読書会とか本のイベントなどで、これから読書好きが少しでも増えてくれれば嬉しい!

そう思える映画でした(^^)
ガーコ

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