Yuri

ガーンジー島の読書会の秘密のYuriのネタバレレビュー・内容・結末

2.2

このレビューはネタバレを含みます

前振りが恐ろしく長い!(爆)本作をより深く理解するにはガーンジー島の歴史を知ってからの方が納得出来ます。幸せな気持ちどころか、なんて悲劇的な島なんだと思ってしまいましたけど(>_<)私は本を読む方ですが、読書会の意義みたいなのがあまり理解出来なくて、でも、こういう使われ方もしたんだなぁと「集まる理由」としては有意義だと思いました。きっと、戦時中は世界中でこういう悲劇が起こっていただろう話ですが、人は数ではなく、誰かや皆にとってかけがえのない一人だから、エリザベスを失ったというたった一つの事実が戦争が終わっても、彼らが亡くなるその時まで暗い影を落とし続けるのだなと、ドーシーやアメリアを観ていて苦しくなりました。彼らを目の当りにしたら、戦死者を数字でなんて数えられない、絶対。何となく前半から転生説を匂わせていましたが、無理やり恋愛に持っていかなくても良かったんじゃないかな。マークからのプロポーズに喜んでいるところからスタートしたので、運命で何とかなっちゃう急展開についていけなかったです。でも、恋愛において流れる時間の感覚が大事ってことは切にわかった(>_<)リリー・ジェームズが主演していなかったら、埋もれてしまった作品だと思うので、ストーリーのメリハリをもう少しつけて欲しかったです。あとは、ジュリエットと編集者との関係性が良かったです。
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