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ブリグズビー・ベアのicのネタバレレビュー・内容・結末

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリアスな設定をコミカルに。気軽にみれてとてもよかった。登場人物も心が広い人ばかり。

そしてなにより、ブリグズビーの世界観がかわいらしい。こっち(鑑賞者)としては、どんなストーリーなのかはわからないけれど、あらゆる人の心を掴む作品であることだけは伝わってくる。

また、教育についても考え深い。テッドとエイプリルは、結局赤ちゃんがかわいくなってしまったのが誘拐の理由だった。玩具やビデオまで一からオリジナルで作って子に与える徹底した教育は、ほとんど洗脳に近い。しかし、本当の親だったなら、そこまでの愛情や情熱をかけられただろうか。もちろん、彼を拘束するための演出であったにせよ、1人の人間に創造するパワーも与えたのだから素晴らしい育て方だったのはまちがいない。実際ジェームス本人は、ケロッとしていて、誘拐犯の2人を"先の両親"と表わしている。

全部物語でありコメディだから、深く意図したものはないのだろうけれど、予想がつかない展開がおもしろかった。
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