ブリグズビーだらけの部屋、クマ小僧かわいい。
寛容さと信じる力、それをこういったテイストでジェームスを通して優しく伝えられたのは独創的な世界とその完成度からかな。幼馴染である監督と主演カイル、カイル自身古い子供番組が好きと公言してるし、コメディアン気質の二人と友人の脚本ケビン、感覚も共有しやすかったのかも。
偽両親が作り上げた外に出さないようするための教育番組ブリグズビーベア、防波堤ピアから子供騙しのキツネ全てが古くダサくて最高だ。そして如何にも普通らしい本当の両親、普通に閉じ込めようとすること自体が滑稽だしサンスナッチャー（太陽泥棒）そのものだ。
ただただ続編が気になり撮りあげたジェームス版ブリグズビー、真っ直ぐ過ぎる姿勢が周りを巻き込み、そこに終始してるから偽両親を悪としない描き方で外界とチグハグながらしっかりと優しさがあり本音で生きるキャラクターが素敵。
