●「人間の感じる最たる恐怖は未知なるものへの恐怖である」
●「友人は互いに感情を打ち明けるものだが、兄弟が本音を明かすのは死の間際」
これがこの映画のテーマになっていて、低予算のB級映画ではあるが、次から次へと不気味な謎がこの兄弟の目の前で起こり、最後まで飽きさせないストーリーになっているので、時間を忘れて入り込むように観ることが出来た。
詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうのでここでは内容を控えるが、ディストピアドラマが好きな人にはオススメ！
最後の最後までこの村の狂気から目が離せない。
この村の謎がわかって、一言で僕がもし表すとしたならば『煉獄』だろうか。これはこの映画を観終わったら、もしかしたらこの言葉に共感してもらえる人もいるかもしれない。
この映画で僕が唯一救いを感じたのは、兄弟の絆だけは強かったこと。その絆を兄弟が互いに改めて気付く為にこの村に訪れたのかもしれないと考えたら、僕はこの映画に対しての印象が大きく変わり評価も上がった。
兄弟姉妹がいる人は是非一緒に観てもらいたい、そんな作品です！
