スズタカ

ワンダーウーマン 1984のスズタカのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.6
スーパーヒーローの本質が、ちゃんと描けていますね。

前作とは、比較にならないくらいに、素晴らしい映画だと思いました。

あくまで僕だけの考えですが、スーパーヒーローというのは、悪を倒せる凄い力や、正しい考えを持っているだけでは、駄目だろうと思っています。

今作の、クライマックスに至るダイアナの決断こそが、スーパーヒーローだと思います。

もちろん、悪を倒せる力を持っていることも必須だとは思うのですが、僕は、問題は結果の勝ち負けじゃないと思っています。

今作で、クライマックスに至るダイアナが行なった決断を、しっかりと自分に置き換えて考えることができれば、いかに常人ではできないことか、理解できる人も多いと思います。

僕の場合で例えるならば、何でも願いごとが叶えられるとしたら、僕は迷わず、亡くなった父を生き返らせてもらいますが、とてもじゃないけれど、ダイアナと同じ決断は無理です、それで世界が救えるとしても、どうしても無理です。そういうことです。
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