中重優

ワンダーウーマン 1984の中重優のレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.6
かなり時間が経ちましたが…
明けましておめでとうございます。
個人的な事情で
中々レビューが書けませんでしたが
新年1本目はこの映画でした。

前作を鑑賞していない方でも
さほど気にならない内容かとは思いますが、
前作を観ていた方がより
深く感情移入できると思います。

スティーブを失ってからの
ダイアナが送ってきた無機質な日常。
そんな中、舞い戻ってくるスティーブと
出会った瞬間のなんとも言えない
喜びというか胸の高鳴りは
想像以上なんでしょうね…。
観客側にもそれが伝わってきました。

戦闘機で飛びながら観る花火の美しさには
見惚れてしまいました。

今回もダイアナは苦渋の決断を迫られますが、
決心させるのは、やはりスティーブで。
2人の愛の深さを描いていた様に思います。

今作では"人の欲"について
より考えさせられる内容でした。
現実でもコロナ禍の中
いろいろな欲が渦巻いています。
こんな時だからこそ
自分の欲を叶える為に、
何か大切なモノを失っていないか
立ち止まって考えるいい機会になりました。

ただスティーブが魂だけで戻ってきているので
細々と体の持ち主とスティーブと
見た目が切り替わるのが、
少し観づらかったです。
もう少し体の持ち主の場面は少なくても
気にならないのでは?と思ったのと。

アクションの派手さ等は素晴らしいのですが、
なんだか単調に見えてしまって
前作ほどの興奮はできませんでした。

それを踏まえても前作含め
"試しに観てみ?"とアメコミ映画の
入門者の方にはオススメできると思います。
中重優

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