LEO

ワンダーウーマン 1984のLEOのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.0
「欲は身を亡ぼす」「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
何事も過分すぎると身を亡ぼすって話。

ガル・ガドットは好きだし、彼女が演じるダイアナも魅力的だと思うのだが、どうもこのシリーズにのめり込めないのは何故だろう?

前作は最終的にとんでもなくチートな邪神との闘いだったけど基本の相手はその力を欲するナチスという設定がもうありきたりすぎて陳腐に見えてしまった。
今回は最大の敵は人間の「欲」という、なかなか壮大だけどぼやっとしていて何かイマイチ盛り上がりに欠けたような…。

そして相変わらずストーリーにしても特撮にしても突っ込みどころ満載。
ダイアナとスティーブって、前作でここまでラブラブになったっけ?(スティーブが死んじゃったから急に心が惹かれた?)
最強の力を手に入れた割にそうでもないし、伝説の鎧を着た割にそうでもないし…。
願いをキャンセルして事が収まったら何もおとがめなし?
元通りになったならまだしも、街中荒れたままだったように見えたけど。
ダイアナが空を飛んで(滑空して)後ろ向きに落下しているのに髪の毛は足の方に流れているとかさぁ、わざとなの?それとも誰も気が付かなかったの?

前作よりは数倍マシになったと思うけど、こんな感じで余計なところばかりが気になって、やっぱり「うむ、面白い!」と思えない私でした。
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