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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのUCのレビュー・感想・評価

3.9
ダニエル・クレイグ版『007』
第5作目にして完結編。
当初ダニエル・クレイグが演じる007シリーズは前作『スペクター』で完結予定だったが、追加でもう一本制作されることになったのが本作。

前作はハッピーエンドではあったが、アクションも話も微妙だったので、もう一本あって良かった。

前作で世界最大の犯罪シンジケート「スペクター」の首領ブロフェルドに勝利し平穏を得たはずのボンドとマドレーヌ。だけどそう簡単には平穏は手に入らなかったって感じでの続編。
スペクターもまだ組織としては完全に滅びておらず、それとは異なる新たな脅威も迫る。

アクションも多めで楽しめた。新007のノーミや、CIAの新人パロマと新キャラ達も良かった。パロマもっと出番見たかった。三週間の研修であんな強くなれんのか?スピンオフ見たい。

特にキューバの勢力入り乱れての銃撃戦が楽しい。合間にボンドとパロマが酒で一杯水分補給するシーン好き。

マイナス面は、上映時間が長いわりに説明不足な所が多い。MI6、CIA、スペクター、サフィン一味と組織が多いのでこういう映画見馴れてないと訳わからなくなりそう。
特に敵サイドの設定が雑。予告であったサフィンの動機のセリフがカットされてたりと出番が少な目でキャラ立ちが微妙。執着してそうだった人質を簡単にリリース。急に何で?
義眼の殺し屋“サイクロプス”がいつの間にか所属を鞍替えしてて?状態。ブロフェルドの義眼を渡されてる位なんだから結構な腹心だったはずなのに、それでええんか?あとスペクターの一員なのにキューバでなぜ無事だったんだ?
あとあのロシア人科学者は元々サフィン一味って解釈で良いのか?

Qの家が出てきたのが嬉しい!猫もエプロンもかわいい。

出来不出来あるけど何だかんだで5作品とも好き。
ダニエル・クレイグありがとう&お疲れ様!
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