あーさん

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのあーさんのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

**大事な部分が思いきりネタバレしているので、未見の方は回れ〜右!🏃‍♀️


007シリーズ クレイグ・ボンドの見納め。

Filmarksを始めてしばらくして、その前から話題になっていたスパイ物に初めてチャレンジしたのが、007の'スカイフォール'。
スリリングなアクションやカーチェイスに心拍数は上がりっぱなし!
アクション映画をほとんど観てこなかったので、な、なんぞこれ⁉︎と次に観た'カジノ・ロワイヤル'の激しい拷問シーンに度肝を抜かれたが、'スペクター' '慰めの報酬' …と観続けていくうちに、世界中のロケ地を観るのもいつしか楽しみになり、シリーズ旧作に比べて軽薄でなく女性に優しいジェントルマン、しかも漢気溢れるボンドにすっかりハマってしまった。
まんまと世界一スーツの似合う男 ダニエル・クレイグの虜に…。

そして、これがついに最後😥

ドラマの最終回が、予定調和であまり感動しないというのはよくあるのだが、、え?嘘でしょ?
いや、あかんやろ…この終わり方!!
あかん、死んだらあかん。。😭
やめてー!

8月に父を亡くしたばかりの自分にとっては、"父と娘"という構図があまりにもドンピシャで、ちょっとでも刺激すると涙腺が崩壊しかねない状況。。
勿論うちの父は77歳という天寿を全うした最期であり、片やボンドはマドレーヌ(レア・セドゥ)との間に娘・マチルダちゃんがいることがわかり、これから家族で幸せに、、という道半ばでの最期。
到底比べられる物ではないけれど、何かしらオーバーラップするものがあり、グッときた。
やっぱり、娘はお父さんが大好きだし、お父さんは娘の事を愛しているのだ。。

しかし、今作で完全にヴェスパーへの想いから解き放たれ、マドレーヌが真のパートナーだと思うことができたのに、何という皮肉。
くそー!ラミ・マレックめ!

今作は、よりボンドのパーソナルな魅力に溢れていて、且つアクションの質も落ちていなくて、むしろ攻めている!
オープニングのあれ、何です⁈
あとバイク、いつものことやけど、あんな乗り方でよう階段上がれるわ!(そして、アストン・マーチンの無双ぶり!!もはや何でも屋!)
しかーし、何やかんや言うてクレイグももう50過ぎでっせ。。
トム・クルーズには及ばないまでも、かなり体張ってますやん。
最後やから、めっちゃ頑張ったんやな。。(急に興奮して関西弁、スミマセン💦)

旧友フィリックスとの別れのシーンは、ヴェスパーとの別れを思い出してしまう。
こういうの、弱い。。

それにしてラスボス・サフィン役のラミさんが、登場シーンの能面こそ不気味だったものの、過去作に比べるとどうしたってスケール・ダウンが否めない…。病んでる感じも中途半端⁈(良い人感が漏れちゃってる、、)
せっかく作ってたのに、途中から声色戻ってしもてるし。。⁉︎😅

しかし、恐るべし、細菌兵器❗️
何やの、この島。。
(ここは第二次世界大戦後、日本とソビエト連邦の領土問題になった土地の設定らしく、監督が日系の方というのもあるかもしれないが、和風テイストになっているのはそのせいらしい…Wikiより)

ロケ地は、イタリア(ヴェスパーのお墓)、イギリス、ノルウェー(マドレーヌの生家)、ジャマイカ、キューバ等、今回もあちこちへ飛ぶ。

女性でアフリカ系の新しい007(ラシャーナ・リンチ)、キュートでセクシーなCIAエージェント(アナ・デ・アルマス)の活躍も、今作のちょっとしたアクセントになっていたかな ♪

M(レイフ・ファインズ)、Q(ベン・ウィショー)、マネーペニー(ナオミ・ハリス)、スペクターの元首領(クリストフ・ヴァルツ)、シリーズお馴染みのキャラも健在。

いやぁ、盛り沢山だった❗️


2006年から15年に渡り、シリーズ作を引っ張ってくれたダニエル・クレイグには、心からお疲れ様でした!と言いたいし、アクション映画なんてとんと観なかった私に、新境地を開いてくれてありがとう❗️と伝えたい。
映画の可能性を、大いに広げてくれたなぁ。。

またいつの日か、新しい007シリーズが始まるのかな?


どんなボンドが登場するのか、その日を楽しみに ♪
あーさん

あーさん