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007/ノー・タイム・トゥ・ダイのsoumaのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

”00 What?”

ダニエル・クレイグのボンド最終作。

僕にとっては
ボンド=ダニエルだったので
本当に寂しい限りです。
15年の間お疲れさまでした。

最終作にふさわしく
めちゃくちゃ面白かったです(終盤以外は…)。

とにかく序盤から終盤に至るまでが
めちゃくそ好きでした。
正直、中盤までならスコア4.5は硬かったと思う。
以降、結構な長文になってしまったので
良ければお付き合いください。

◆好きなポイント
・イタリア
序盤の魅せ場。バイクアクション最高か?
突然の爆発は、めっちゃ驚いたし
鼓膜がしびれる音響演出は好き。

・キューバ
スペクターの集会への潜入ミッション。
CIAの新人パルマ(アナ・デ・アルマス)が
どちゃくそ可愛いかった。
3週間訓練したことをどや顔してるのめっちゃ好きw
からの、ボンドとのやりとりも良かったね。
パルマが、始めはめっちゃ新人ぽいのに
銃撃戦始まったらキレッキレになるの笑う。
乱戦の合間の乾杯とか
ちょっと遊んでる感じも良き。
序盤だからできる遊び心あるアクションって感じだね。
個人的に、こういうのめっちゃ好きなんです。
パルマがめっちゃいいキャラいしているのに
あっさり出番が終わるのも悪くないね。

・イギリス
閑話休題。
アクションから本筋へ。
ヘラクレスってなに?
MI6の本部とかマドレーヌの過去とかいろいろ話を広げます。

・ノルウェー
青い目の女の子がサプライズ登場。
正直びびった。
あと、岩場から追手が登場するときの
車とバイクのアングルかっこよすぎな。

・ボンドカー
本作でも、もちろん登場!
ただ本作では何台でてきたのかわからんくらい
アストンマーチン出てきて
車みてるだけで満足したレベル。
しかも、全部が非常にかっこよき。
こんなんアストンマーチン観てるだけで満足できるわい。



ここまでは本当に楽しく観てたんだけど
北方領土に行ってから
急に脚本が雑になったような。
特に以下の点は
個人的にとても気になった点です。

◆微妙だったポイント
・サフィン(ラミ・マレック)の行動に謎なところが多い
一番の謎は、人質のマチルドを
なぜあんなにあっさり開放したのか。
これマジで意味わからなさすぎた。
だれか教えて。

あと、部下たくさん連れていたのに
扉を閉じるために
たった一人でわざわざ戻って来たのが
あまりにも雑な演出すぎないか。
一対一になる演出、下手すぎだろ。。。
てか、おまえバイヤー迎えに行ったじゃなかったのかよ。
ところで、あのバイヤーどこいった笑


・ボンドの死
綺麗に終わらせたかったのはわかるけど
「ヘラクレスに感染=死ぬ」ってあまりに短絡的だったような。
二人に二度と直接触れることができなくても
生きて遠くから見守るとか
そういう選択肢はなかったのかな。
なんか、あまりにも潔く死を受け入れてしまったなって。

・Mの処遇
あれだけ「ミサイル撃つのは外交問題が…」って言ってたから
Mがミサイル発射の責任をすべて自分で背負ってMI6から引退する
みたいな男気演出なのかと思ったら
なにごともなかったかのように
ラストに「仕事に戻ろう」とか言ってて
おまえはヘラクレスの件といいミサイルの件といい
なんも責任とらないんかい!ってなった。笑

・エンディングソング
なんであんなに陽気な曲にしてしまったんや…。
悲しみの余韻がだいなしじゃけぇ。
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