ダイスケ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのダイスケのレビュー・感想・評価

2.0
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド最終章にして集大成が故、ダニエル・クレイグのプロモーションビデオに成り下がってしまった感は否めない。

もちろん007=スパイアクションが全てではないのだが、それにしたってメリハリなく続く2時間40分はなかなかのもので、前作スペクターでピリオドを打っておけば・・・と頭をよぎったのも紛れもない事実。

低評価の多くとして、敵役のラミ・マレックが薄いという意見をよく見るが自分はそうは思わない。何も敵全員がスカイフォールのハビエル・バルデムの様でなければいけないという事は決してなくて、今回のラミ・マレックの様な陰のあるダウナーなキャラも魅力的だし、現に他の映画でこのようなキャラを目の当たりにした所でとりわけ突かれる事もないはずである。

要はシンプルに本に魅力がなかった、ダニエル・クレイグの卒業アルバムに成り下げてしまったのではないか。

まぁ制作サイドは既に新ジェームズ・ボンド探しに躍起になっているらしいので、そちらを楽しみにしたい。

とにもかくにもダニエル・クレイグ、卒業おめでとう。星1つおまけして星2つ。
★★☆☆☆
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