このレビューはネタバレを含みます
序盤★2.5 中盤★2 終盤★2
クレイグ・ジェームズ・ボンド第五弾。
今作にてD.クレイグは降板予定の作品。
“カジノ・ロワイヤル”★2
“慰めの報酬”★2
“スカイフォール”★3
“スペクター”★2.5
見どころ
◯出番は少ないがインパクト大なCIAエージェント役アナ・デ・アルマスのキュートでセクシーさ♪
彼女は『ブレラン2049』(★3.5)が印象的だったが、クレイグとは『ナイブズ・アウト』(★2.5)でも共演している。
気になる点
●今作のキモとなる“化学兵器”の設定、“遺伝子解析でその人物(ナノボットが特定の遺伝子)だけに作用する”というのが…。
●サフィンがボンドのことをマチルドの前で“パパ”と言ってるのでマドレーヌとボンド最後の会話の効き目が弱い。
☆総評
今作のためにクレイグ・ボンドを1作目から鑑賞しましたが、
このシリーズは前作からの繋がりが多く(冒頭は“スカイフォール”での台詞を映像化)、それを踏まえていないと面白さは半減するのを実感。
実際クレイグ版では“スペクター”が初鑑賞時には分からなかったことも今回シリーズを続けて観ることで楽しめることは多かった!
クレイグ・ボンドの最後として変な臭わせもなくシリーズの幕を引く展開はまあまあ楽しめた。
ただ最大の敵であった“スペクター”はあっさり壊滅し、
新たな敵“サフィン”が登場するが、
ここへ来てわざわざサフィンや新組織という要素の必要性を自分は感じず物語にノって行くこともなく普通の面白さだった。
2022年154本目(+短編2本)