CATperformance

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのCATperformanceのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

スカイフォールで格好良く再定義された007って、何だったの?と愕然とした作品。

懐古主義のおじさんの夢みたいなストーリー。
あんなに酷い別れ方をしたのに、
自分をまだ愛していて、子供まで産んで育てて
受け入れてくれる随分歳下の恋人。
自分より能力が劣っていて、結局007を自分から返上してくる若い後任者。
全然粋じゃ無い。
過去を精算して「色々」と未来に繋げる今作。
新しい007も未来に繋げてあげなよと思います。
また、ポリコレを意識したと思わせる設定やシーンが多い割には、相手に対するリスペクトは無いんだなと嫌な気持ちになる点も散見。

ダニエルボンドは時代遅れになった007シリーズを破壊して再定義するという挑戦をしていたはずなのに。
スカイフォールで終わりにしておけば良かったのではと感じます。

他にもスペクターが雑に壊滅、サフィンのスケールが小さい、Mは何の責任も問われないの?とか色々気になるところはありますが、
変に強い想い入れを持たずに見れば
楽しめて泣ける映画だと思います。
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