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私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実

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私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実の作品紹介

私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実のあらすじ

ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実 1972年2月19日深夜、雪のマンハッタン。 イースト・ヴィレッジのジャズ・クラブ『スラッグス』。 33歳の天才トランぺッターの閉ざされた途。 そこに秘められた愛に迫る

私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実の監督

原題
I Called Him Morgan
製作年
2016年
製作国
アメリカスウェーデン
上映時間
91分

『私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 1972年2月19日、その日のニューヨークはまだ春の訪れも知らず、凍てつくような寒さだった。革靴で降り積もった雪を踏みしめながら、その日も背中を丸め、ミュージシャンを従えながらいそいそと温かいライブハウスのドアへ吸い込まれるように入ったに違いない。そこが惨劇の現場になるとは知らずに。リー・モーガンの死は、JAZZ史において最も悲劇的で、ショッキングな事件として知られている。ロシアン・ルーレット中の死やオーバードーズによる薬物中毒死や客死などJAZZの世界では多くのショッキングな最期があるが、当時ある程度の纏まったレコード枚数を発表しながらも、ではいったい彼がこれからどんな音楽を作り、どこへ向かうのか?それを知ることはもう叶わないのだ。ハード・バップの時代は終了し、ジョン・コルトレーンは鬼籍に入り、マイルス・デイヴィスはJAZZに背を向け、エレクトリック期に突入する一方で、リー・モーガンは愛する妻の放った銃弾によって未来を断たれたのだ。

 今作は彼の生まれ育ったニューヨークの街を描写し、彼が亡くなったその日の空気すらも再現しようとするのだが、そうやってリー・モーガンの面影に近付こうとすればするほど、もはやここにはリー・モーガンなる天才トランぺッターは存在しないという事実に打ちひしがれる。ごくごく若い頃、アート・ブレイキーの楽団でしのぎを削ったウェイン・ショーターが、リーが包帯をぐるぐる巻きした写真を見つめながら、茫然とした様子で若き日の天才を振り返る姿にひたすら胸が締め付けられる。

 映画は天才リー・モーガンの波乱に満ちた生涯を明らかにしながらも、では彼の妻のヘレンがなぜ、リーを撃ち殺したのかその真相に迫ろうとしない。もしかしたらあの日あの一瞬にしか真実はないと言わんばかりに。天才より2回りも年下で、社交的でオープンな生活を続けた妻ヘレンは、周囲の人間から見ても目立つ華のある女性だったという。ヘロインに侵された夫を鼓舞し、再びステージに押し上げた彼女の姿はまさに糟糠の妻という言葉が相応しい女性だったのだろうし、現代ならばSNSに頻繁に愛する夫との2ショット写真をアップし続けたに違いない。彼女の死の直前に録音された白いテープには、夫への愛情と後悔の念が滲む。依然として真相は闇に包まれたままだが、リー・モーガンの夫としての姿は彼女しか知らない。没後50年を前にあらためてリー・モーガンを想う。
継

継の感想・評価

4.0
【リー・モーガン】
当時のジャズシーンを代表する花形バンド, ジャズメッセンジャーズへ10代で抜擢された天才肌のトランペッター🎺。
金管楽器の特性を生かしたハイトーンによる花のあるフレージングで人気となり, 一躍スターダムへ駆け上がるもドラッグによる度重なるトラブルが仇となってグループを事実上クビとなり一時は完全に失墜, 姿を消す。
数年の療養を経て回復した後 “サイドワインダー” の大ヒットにより奇跡的な復活を遂げ, 再びシーンの最前線へ立つが, 女性関係のもつれから演奏先のクラブで内縁の妻に撃ち殺されて死亡, 享年33歳の波乱の生涯を閉じるー。

🎺

過去に誌面やネットで見聞きした手垢の付いたネタに, 仲間のミュージシャンや知人のインタビューを加えてストーリーに沿うよう編集した作り。
この監督は以前に, NYのイースト・リバーで溺死体となって発見された(死因は不明)アルバート・アイラーのドキュメンタリーも撮っていて, それを踏襲した作りなのかもしれない。

本作はリーを撃ち殺したヘレンのインタビュー肉声が目玉なわけだけれど, その供述からはこれと言って目新しいトピックは無かった記憶。
ただ, 若くして夭逝した破滅型ジャズマンの生き様とその劇的な死はあまりに映画的で,
オチが分かっていながらもそこへ堕ちてゆくしかなかった男と女の物語として, ジャズに詳しくない方でも堪能出来る(かもしれないw)。

天才と謳われたクリフォード・ブラウンは25歳で交通事故死, モーガンと同い年のブッカー・リトルは23歳で病死, チェット・ベイカーは60近くまで生きたけどホテルの窓から転落死...
トランペッターの死は劇的すぎます。
つい最近では, マイルス・デイビスから遺言で愛用のトランペットを譲り受けたウォレス・ルーニーがコロナで亡くなってしまいました(*T^T)
まぁマイルスは, 70近くまでジャズのスタイルを革新し続けて最後はヒップホップにまで挑んで逝ったわけでもはや別格だけれど, もしこのマイルスを才能的に遥かに凌駕してたブラウンが生きてたらと思うと...,ジャズは今と違う音楽になってたかもしれません。

🎺

晩年の, プロを目指す若手を集めたワークショップの写真で, 何かを伝えんと熱弁を奮うリーの表情がイイ( ω-、)。
“再来”と言われたブラウニーほど才能はなかったけれど, IVYっぽい細身のスーツに身を包んだキザで不良なモーガンはより身近な存在で, そのアツいブロウは理屈抜きにカッコ良かった。
権利関係なのか, 他に幾らでもある優れた動画・音源が使われてないのはその魅力が伝わらないんじゃ?って思えて悔しいけれど, ブルーノートのジャケットで知られる写真家フランシス・ウルフの, 彼でしか撮れないオフショットの数々は貴重なものだし全体にバランスの取れた内容。ただ, 事件の引き金となった愛人が堂々と登場してインタビューに答えてるのには驚かされた( ̄▽ ̄;)アメリカッテバ。

ヘレンが死ぬまでモーガン姓を名乗ってたのは知らなかったです。この事と服役後の彼女の生き方が, 下手な言葉より多くを物語ってるように思えて, 邦題の「私が殺した…」は “私が愛した” と正しく同義, でした。
msy

msyの感想・評価

4.0
リー・モーガン、予備知識は
トランペットの人っていうだけ。
それでよくモダンジャズ好きとか言うなと
自分でも思いますが
でも好きなもんは好きやから劇場へ行った。

トランペットの人で初めて買ったアルバムは
ディジー・ガレスピー。
冒頭に彼のバンドとリー・モーガンのライブ。
それが劇場の音響で聴けて感激する。
スクリーンへは当時の画像が
挿入されるにとどまり
しかしそこへはいモーガンのソロきたきた
若くて張り切ってるでしょ?スゴイでしょ?
みたいな当時のミュージシャンの
回想コメントが乗っかってくるのでこっちも
すんごい胸高鳴ってくる。ほ、ほんまや…
ウチもそう思う…!
このホーム感。
お出迎えが優しい。
ガレスピーが曲がったトランペットを
吹いていたことを初めて知った。
自分が持っていたアルバムのジャケットは
どれも普通のトランペットだったので、
今回勉強になりました。
その曲がった「アップベル」をモーガンも
吹いていた!
勉強なる〜面白い〜

リー・モーガン、手足の長い9頭身
超スタイリッシュ男子やったんですね。
本作で見ることのできるポートレートや映像、
どれもフォトジェニックで
めちゃくちゃオシャレなんです彼。

対して姉さん女房のヘレンは
撮られる事が苦手だったらしく映像が
ほとんどない。
本作のポスターは貴重な二人の写真。

ドラッグに溺れるモーガンを助け
仕事もサポートし
立ち直らせたと思ったら別に女を作られて
しまったヘレンが
モーガンを射殺するある冬の夜。

モーガン側からはミュージシャンの仲間や関係者のインタビュー、
ヘレン側からは晩年に彼女が残した
肉声の音源を証言として
その夜までの出来事を追うシンプルな
ドキュメンタリーで
特にヘレンの語りは淡々としている。
「スラッグス」から
ジャケット一枚で放り出されたから寒くて
コートを取りに戻ったのって。
スゴイ修羅場なのですけどね。淡々と。

遠い昔の喧騒を今更引っ張り出した本作で
後世の私に伝わったこと。それは
ヘレンという女性が
モーガンをいかに支えたか、また
その献身によってしか生み出されなかった
アルバムが確実にある。

驚いたのはヘレンが内縁であったことと
かつての「別の女」が本作で
インタビューに応じているということ、
本作では触れられてませんでしたが
ヘレンの前には日系人のKIKO という
妻がいたこと。KIKO はドラッグ漬けのモーガンから暴力を振るわれる他諸々、諸々があってのち
彼の元を去ったそうですが正式に離婚していなかったそうです。
彼の人生短かすぎるが太すぎる。

私は今日The Procrastinator聴きながら
ダラダラ過ごしたいと思います。

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