マツモトタクシー

We Love Television?のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

We Love Television?(2017年製作の映画)
4.0
少しバタバタしていて久々の投稿になります🚖すいません😅



「進め! 電波少年」でダース・ベイダーのテーマで登場し猿岩石時代の有吉弘行等の芸人に恐れられたTプロデューサーこと土屋敏男 企画、構成、監督作品

「金どこ!」「週刊欽曜日」「欽ドン!」毎週放送の冠番組3本が30%越えし合わせた視聴率が100%を稼ぎだしていた男
大将こと萩本欽一


「電波少年」の様に萩本欽一にアポ無しで突撃「欽ちゃん! 30%番組をもう一度作りましょう」と直訴
その制作舞台裏にカメラが密着しメイキング映像と共に萩本欽一の人生とお笑い哲学に迫っていく。。







以下ネタバレ


尊敬する偉大なコメディアンの欽ちゃんの死に水を取るつもりで土屋さんが仕掛けた企画

土屋さんは策士(誉め言葉)なので欽ちゃんの考え方、哲学や番組作り等を紐解きたいが「情熱大陸」のように正攻法に密着だけしてもシャイな欽ちゃんは本心を見せずはぐらかされてしまう。。
なので敢えて番組を共に製作することで普段は余り見せない姿が垣間見えるのではと考えた気がした😁

個人的にカメラを持ってもらって自身を写してもらうのは多分初めての試みだしその貴重な場面を納められただけでも画期的なことだと思う☺️🎥

今まで関根さんや小堺さん、勝山さん、見栄晴さん等の弟子筋の方が話す大将の話を聞いても今一つ謎に満ちていた😅
今回はその部分が全て解明されたわけではないけど何となく考えていることや笑いの哲学、理論は少し垣間見えたので興味深かった😀

東野幸治さん、ロンブー淳さんとも共演して旅番組を作りメインの番組も盛り上げていく
河本さん(次長課長)と田中美佐子さん(降板)、子供達と一緒に作った「欽ドン」の様な舞台は、かなり盛り上がっていたように感じたが視聴率は振るわなかった。。😅


大将は下ネタを嫌うコメディアンだった
マツタクも年頃になり全年齢向けの「欽ドン」より尖った「ひょうきん族」を好む様になり離れていった記憶

コント55号は今観ても面白いし元祖TV芸なのかなとも思う📺
この作品では坂上二郎さんの葬儀に駆け付けた後の様子の大将も撮されていて感慨深い🛐

最後、低視聴率を報告に来た土屋さんにこの作品を俺の葬式で流してくれと仰っていた。。
照れもあるんだろけどいい作品撮ってくれて有り難うという風にも感じた☺️