このレビューはネタバレを含みます
【かもめ】は、戯曲の中で特に好き。
初めて舞台で観た時の衝撃を、もう一度味わうことが出来た。余韻でまた寝れなくなりそうだけど、すごく幸せなこと。
マーシャに憧れて、黒い服ばっか着てた時期があったのを思い出す。映画で、マーシャが言葉を発するたびに、涙腺緩みまくりで感情が揺れ動いてしまった。より一層好きになったし、尊敬している。いつも黒い服でタバコを吸い酒を飲むマーシャのこと。誰よりも。
「君がどんな人で何を考えるか知りたい。」
いやまあ、たしかに、こんなことを憧れの人から言われたらね。。うん。。ニーナがトリゴーリンに惹かれる理由、何となく分かってしまう自分にゾワッとしてしまった。年頃の問題なのかな。そうだと思いたいです。。でもやっぱ男性陣の中では、ドルンしか勝たん。ドルンの、あの魅力は何なんだ???
"美しい片思いは小説の中だけ。
奇跡を期待して生きるなんて無理。"
"この愛を心から完全に追い出します。
望みのない愛です
起こるはずのないことを待ち続ける"
マーシャで特に好きな言葉。
トレープレフのことを見つめるマーシャを映してくれてありがとう。マーシャの視線を見ただけで、心が。私も、こんな風に人を想えるようになりたいって改めて思った。