kazマックスグローバーレッド

チャンプ/チャック 〜“ロッキー”になった男〜のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.7
「いいか、誰も昨日の俺など気にしない」
ロッキーバルボアの名言から始まるオープニング。

ニュージャージー州バイヨン出身のチャックウェプナー。どんなに殴られてもノーガードで最終ラウンドまで打たれ続け、ある試合では顔を100針も縫い[バイヨンの流血男]と呼ばれたボクサー。
K-1のマークハントも同じような戦法をしてたけど彼の頭蓋骨の厚さは常人の2倍もあるから耐えられると言われていて、ウェプナーも同じカテゴリーの人間なのでしょう。

1974年 モハメドアリが世界チャンピオンになってプロモーターのドンキングから挑戦者に指名されたウェプナー。
試合のオッズは40対1と圧倒的不利ながら9ラウンドにアリからダウンを奪い最終ラウンドまで戦い抜いた。
この試合をTVで見ていたスタローンが3日間で書き上げた脚本が『ロッキー』

ウェプナーはモデル料として7万ドル受け取るか興行収益の1%かどちらかを選ぶように言われて7万ドルを受け取ったって言われてるけど劇中ではそれはウソだと言っていた、真相はどうなんだろう??

そんなウェプナーはスタローンから『ロッキー2』でスパーリングパートナーの役をもらうけど娼婦2人を同伴し酔っ払って現場に現れ、ドラッグにも手を出しチャンスを不意にしてしまう。

スタローンを演じた俳優が全然似てなかったけど、スタローンも本人役を誰かに演じられるレジェンド俳優になったんですね。
ロンパールマンのトレーナー役もしっくりきてたし、赤毛のナオミワッツがいつもと雰囲気が違って良かったです。