Mariko

顔たち、ところどころのMarikoのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
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映画監督アニエス・ヴァルダ(作中で87歳)と、写真家でアーティストのJR(作中で33歳)の、ドキュメンタリー・ロードムービー。行く先々で出会った人々の写真を撮って、壁や建造物にそれを貼ってその土地ならではのアート(これがとにかく素晴らしい!)を作っていく。どの場面もなんとも美しく、ネコが度々出てくるのも嬉しい。

淡々とした運びが実にいいなあと思いながら観ていたら、最後にきてジャン・リュック・ゴダールを訪ねるくだりで突然ドラマティックな展開〜ラスト。えっ、これもドキュメンタリーなの?!あまりにもゴダールらしく、しかも最後の最後にあれでJRがサングラスを外すというのが、最初から計算されていたラストのようで、ものすごく戸惑った...。
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