歳の差50歳以上あるアーティスト2人のアートなロードムービー。道中で出会う人々のナイスな“顔”をスナップし、時には立ち退きを迫られた家の壁面に、時には貨物列車に、時にはトーチカに、その姿を貼り付けていく。その土地の空気は、暮らす人々の顔によって作られていく。
特に印象的だったのが、コンテナに女性たちの巨大な全身写真をババーン!と貼り付けたシーン。そこで働く男性の妻たちの大きな写真の足元に小さな夫たちがちょこんと佇む様がなんとも面白かった。
こういう柔軟な感性と斬新な試みって見ててワクワクするし、何か新たなことを始めたくなる。