たろ

顔たち、ところどころのたろのレビュー・感想・評価

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)
4.2
フランスの綺麗な田舎景色に、年の差53歳の二人のアーティストの掛け合いが可愛いロードムービー。

私のイメージだけど、アートってアーティストが「やりたい」と思った事だけを追いかけたもので、基本的に一方的なものだと思っている。
「想像力を分かち合う為に」と観客のことを知ろうとする彼らはデザイナーみたいで、でもやはり自由なアーティストでもあり、魅力的だった。
「月並みな考えを突き破って進め」まさに彼らの魅力。

ゴダールのくだりは普通に酷いなと思うけど、その期待を裏切ることこそゴダールがアーティストたる〜なんて思ったりした。会わない方が良い場合もあるよね。(でも酷い


アンリカルティエの素朴なお墓に好感が持てた。
たろ

たろ