スカタン焼き

友罪のスカタン焼きのネタバレレビュー・内容・結末

友罪(2017年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

小説が原作らしく、映画を観終え、文体として脳で考えたかったと思いました。
はっきり言うと微妙、思っていたのと違う映画だなという感想。
映画予告で実際に起こったあの事件みたいだなと思い惹かれ観に行ったものの、内容は心身ともに痛々しい、思わず目を瞑ってしまうようなもので、「なんか違う感じ」を抱かざるを得なかったです。
鈴木(青柳)くんが誰にどんなにボコボコにされようが、致命傷にならずなかなか死なない(死ねない)のが酷なのか笑えるとこなのか。
藤沢さんのレイプ、AVのシーンは本当に同じ女として胸が心底痛みました。なんというか、余りにも酷すぎて。
ただ現代社会において、暗くて冷たい誰もが避けたいものに重点を置いて描写している事はすごく惹かれました。
罪を犯した人間はまともに生きられない、人を殺しても自分は死なない、この辺りの言葉がかなり印象に残っています。(そっくりそのままではなかった気がする…)

命の大切さは失ってから気づくのじゃ遅すぎるんだなと痛感。
ラストのシーンも観る側に深く考えさせられ、上映終了後溜息が漏れました。

瑛太のああいう狂気と陰湿が混じってる役柄は本当に素晴らしいです!
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