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コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう)のKのレビュー・感想・評価

4.3
「それでも俺は明日が欲しい」

敵味方の勢力図がどんどん変わっていく
いろいろな組み合わせの戦いが見れる一方、最後まで変わらないスザクとカレン、ランスロットと紅蓮の因縁の戦いは作画も流れも最高

数々の伏線が散りばめられていて、総集編の完結の本作で見事に回収しているのがコードギアスという作品の好きなところ

ルルーシュとナナリーやカレン、スザクとカレンやジノ、それぞれの信念がぶつかり合って、相手を思う気持ちから戦うしかない関係性

特に兄と2人で暮らすことだけを望むナナリーと妹のために世界を変えようとするルルーシュが最終的に対立するという構図と、兄妹揃って同じ考えで世界を変えようとする展開がエモすぎる

そして物語のメインとなるルルーシュとCC、ルルーシュとスザクの関係性の変化
ルルーシュと共に戦うことで徐々に気持ちが変化していって、死ぬことを選ばなかったCC、途中も何度もすれ違い、対立を乗り越えて、最後にはルルーシュに対して涙を流すスザク
この2人とルルーシュの関係性の描き方が作品として天才的で、特に最後のスザクの涙は何度見ても泣けてしまう
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