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去年の冬、きみと別れのaeuのネタバレレビュー・内容・結末

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

友人に勧められて鑑賞。

まず!!!これだけは!!!
大きな声で!!!言わせて頂きます!!!

予告なりで「すべての人がこの罠にハマる」とかなんとか煽っていなければ!!!!!(大声)
多分かなり良かった。


そんなに煽られたら、きっと一筋縄ではないと思うでしょう!!あれこれ観察して伏線探して予測を立てちゃうでしょう!!!
おかげで開始50分過ぎくらいかな、二度目の火事事件のシーンで全貌が見えてしまった...

本当に残念...
サスペンスとして、比較的無理のない仕掛けだし、せっかくオオッ!と思うような納得の結末で綺麗にまとまっていただけに、やっぱりそういうのを謳ってしまうのは勿体無いこと極まりないなあと思ってしまった。


でも本当に作品としては凄く面白くて、始終退屈せず観られて良かった!!
終盤のシーンはほぼ答え合わせだったけど(笑)
本の内容をかなり丁寧に説明してくれているので、一本調子にならないように、途中までは読ませて、途中からは説明させるとしたのは良かったのかもしれない。

そういえば最初に「第二章」から始まったように見えて、あれ?一章あった?と疑問に思った点。
終盤の本で辿るシーンで、その章分けのおかげで時系列の仕掛けに「なるほど!」と思えた。


心が動くシーンも要所にあって、図書館のシーンもほっこりしたし、好きな台詞が2つあって

「だから、生きろ」
少なからず大事に思ってたんじゃないかなって。


「でも、君の彼氏が化け物であってはならない、そうだろ」
このくだりもとても良かったな。
エピローグが蛇足に感じてしまう作品って少なからずあると思うけれど、この作品はエピローグが大切なシーンだった。


余談だけど、本編を観る前に予告を見ると、どうにも三角関係四角関係のもつれ系を想像するかもしれないけど、鑑賞後に改めて予告を見ると、最初は目に留まらなかった「純愛サスペンス」の文字がやけに目立って見えて、なんかあぁなるほどなって気持ちになった。

面白かったです!!!
aeu

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