すみません!
この映画を見るまで隣の国でこんな事があったことさえ知らなかったです。本当にごめんなさい。自分の無知さを情けなく思うばかりです。
『ドラマパチンコ』に続き韓国近代史見まくってる今週。
タクシードライバー映画でハズレなし。
1980年、えええ、知らなかった。ほんとうに韓国は戦ってたんだなぁ。。日本がバブルに浮かれてる直前、だからこんなにBTSのあの子だってすごいしっかりしたこと言うんだね。
しかしこの映画は良く出来てるなぁ。低予算ながら。素晴らしい。光州での暗闇チェースから、車のチェースとか。。ほぼブロマンスの最高傑作じゃないですか?
私が気に入ったポイントは
※市井の人の国を変えていこうというひとりひとりの思い。。(本当にもうこれは日本人にはない)
※韓国人の誇り高さ。一回お金を要らないと言ったら、ずっと断ってしまう意固地でやっかいなところ
※学生に働く大切さを教えるところそこからの自分の変化、あの学生くんとの酒盛りが演技じゃなくまじで楽しそうだったところ
※ドイツ人が韓国語わかってないけどわかってるような素振りを見せるところ、曖昧な理解があるようでないような。彼も実はパパラッチ的なそこまで高尚なジャーナリストでもなさそうなそこがいい。
※だんだんタクシードライバーが「俺は君のドライバーだ。君は俺に金を払え。ついていってやる」ってドイツ人よりこの軍と市民との戦いに身をなげだすところ。
※カーチェイスのブロマンス、絵的にも綺麗だったし、兄さんたちのボロ車がかっこよかった。
※最後の警察もわかって逃がすところが、警察だって一市民という人情話に泣きそうになる
※戒厳令とか、外出禁止令とか、、まるでコロナの頃を思い出したわ。韓国は慣れてる?
とかこの人、そういえば彼『パラサイト』でもドライバー役してたよねぇ。運転主役似合うなぁ。
最後の終わり方もよかった。。。本当にドイツ人あんな感じの愛想のない人だし。それがまたええわ。
それにしても本当はまだ見つかってないんだね。というか彼の美化も入ってるのだろう。でも事実なのだろう。
ほんといい映画です。歴史における自国の膿を絞り出す作業なんて簡単にできるものでもないでしょうに。しかもそれをエンタメにしちゃってる。
『アルゼンチン1985』の如くみんな戦ってたんだよね
おすすめです。