よかった。
友人がSNSにアップしていて、絶賛していたので、観てきた。
で、凄い良かった。
笑えて、泣けて、男気、親子愛、友情、、、、
事件そのものはとても重いのだけど、エンタメにすることの大事さみたいなのを学んだ。
神の視点(鑑賞者)で引いて見ると事件の重大さだけが入ってきて、歴史だけを理解することになってしまうところを、本作はただのタクシー運転手マンソプ(ソンガンホ)が、全く別の動機から、事件に巻き込まれていくという流れが鑑賞者をぐっと引き込む。
ほんの40年前の事件だと驚く、事実に基づいて構成されているものの、冒頭はマンソプの独唱からはじまり、なんか珍道中みたいな展開かとおもっていると、後半へ向けて段々とおぞましい流れになっていく。そのバランスがとにかく絶妙で、緩和と緊張が適度に散りばめられるので、感情が揺さぶられる。
娘を思う父親と、仲間を想う友情と、正義を貫きたい男気、これがマンソプの中に同居し、右往左往しながら迷い、悩む姿に共感する。仲間たちもまあ最高で、かっこいい。
少なくとも3回はグッとくるポイントがあったかな、泣けた。
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